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王道と遊びのせめぎ合い
パーティのドレスコードという冒険を学ぶ
ファウストラウンジ第 9 弾 ラルフ ローレン presents ドレスコードの極意

ファウストラウンジ第9弾は、11月下旬、トークショーとしてラルフ ローレン表参道店で、行なわれた。「ドレスコードの極意」と題して、岸田一郎・ラグジュアリーTV編集長(http://luxurytv.jp/)をゲストに迎え、日本人が戸惑いがちなドレスコードについて、正統派の着こなしから、粋な崩し方まで、なかなか聞けないその極意を大いに語ってもらった。

メイド トゥ メジャーで作るタキシードのだいご味

照明に浮かび上がる美しいラルフ ローレン表参道。 トップ写真:(右から)ラルフ ローレン マーケティング&コミュニケーション ディビジョン バイスプレジデント加賀谷真理さん、岸田一郎・LTV編集長、表参道店五島さん。

ラルフ ローレン 表参道の店内は、クリスマス仕様に飾り付けが行なわれ、フォーマルな装いからカジュアルなものまで、さまざまなディスプレイが訪れる者の心を浮き立たせていた。ドアオープンと同時に、ファウスト会員とゲストたちが続々と足を運び、シャンパンを片手に、談笑に花を咲かせていた。今日のテーマ、「ドレスコードの極意」を聞きに来た人々の装いも華やかで、トークを前に会場全体がすでに素敵なパーティ会場のようだ。
そこに、司会・進行を務めるラルフ ローレンの加賀谷真理・マーケティング&コミュニケーション ディビジョン バイスプレジデントが、ステージに現れ、本日のゲストスピーカー、そして元祖“ちょいワルおやじ”でもある、岸田一郎さんを紹介。
一口にドレスコードといっても、ブラックタイからカクテル、ダークスーツなどさまざまある。その中でも、最初は、ブラックタイ、つまり正統派タキシードからトークショーは始まった。

From Faust A.G. Channel on [YouTube]

ドレスコードの極意が語られたトークショーを公開!
★【YouTube:FaustA.G.チャンネル】でもご覧いただけます(スマートフォンの方 はこちらがオススメ)

トルソーに着せたラルフ ローレンのタキシードを見て、岸田さんは、「これぞまさに王道です。必ず1着は持っているべきものです」と話し、さらに、可能であればラルフローレンの場合、メイド トゥ メジャーで作るのが一番と薦める。
「素材などはブランド関係なく、基本同じなので、要はいかに体にフィットするかが大切」と、メイド トゥ メジャーならではのメリットを話した。これは案外、日本の男性が見過ごしがちな部分だ。オーダーは採寸するからこそ、どんな体型にもぴたりとあう。もちろん、ラルフ ローレンではメイド トゥ メジャーを提供しているので、来店して相談もできる。加賀谷さんも「フィット感を女性は見逃さない」と女性ならではの視点を披露。

古き良き時代のカウンターを彷彿とさせるディスプレイ。赤のチェックのジャケット&キャスケットのスタイリングが注目。
これが王道のタキシードスタイル。「ブラックタイ」には欠かせない一着だ。

男の色気はボウタイをほどいた時



タキシードについて話す岸田さん。

しかし、正統派の装いには熟知しているファウスト会員とゲストたちだ。トークのポイントは、それをいかにお洒落心を効かせて崩すか、そのスタイリング術に移っていく。ここからは、男性・女性のモデルと共に、岸田さんが崩し方の秘訣を伝授していく。最初は「ラルフ ローレン パープル レーベル」のタキシードにベストを合わせたパターンだ。女性は「ラルフ ローレン コレクション」から黒のドレス。どちらも、同ブランドのハイエンドラインだ。カマーバンドの代わりにベストを使うことで、体のラインがより美しく見える。

ここで岸田さんから重要なアドバイスが。「ボウタイは必ず自分で結べるものにしてください。覚えれば簡単なので是非」。なぜかと問われると、「男の色気の演出のために。パーティを終えて、少し寛ぎモードになった時、ボウタイを緩めて、胸元に垂らす。その襟元の崩しが、正装で固めた男性に少し隙を与え、色気となって現れる」という。さすが、と唸らざるを得ない、岸田さんならではの指摘だ。加賀谷さんもアピール力があると納得。実際にモデルのボウタイを緩めて、垂らすと、ゲストたちはその色気を実感。岸田さんは「じゃぁ、行こうか。という感じでしょ」と冗談を言い、会場は笑いに包まれた。
また、忘れてならないのは時計だ。モデルが着用していた「ラルフ ローレン」の時計は、ホワイトゴールドだが、これがまさに必須のタイプ。ラグジュアリー感がありつつも、品の良いものを着けていこう。女性については、デコルテと背中の開き具合、その美しさを強調するシンプルなアクセサリー使いが基本になってくると岸田さん。また、パーティバッグを使ってほしいと話す。

コードを守りつつ遊ぶ、
それが極意だ

ブラックタイの次はダークスーツだ。モデルが、ショールカラーだがチェック柄のジャケットを着て登場。ダークスーツ=黒やグレーと、日本では思われがちだが、実は本場欧米ではダークカラーのチェックでも十分通用する。ジャケット&パンツスタイルだが、パンツには側章もついており、ドレスコードを逸脱するわけではない。足元はなんとゴージャスなベロアのルームシューズ。この組み合わせは、コレクションでも良く見かけるもので、ラルフ ローレンらしい。

次はデニムのタキシードジャケット&ヒダ胸のシャツ。パンツはレザーというかなり遊んだスタイルだ。素材だけ聞くとカジュアルに思えるが、サテンのショールカラー使いなど、 フォーマルな要素を満たしている所に注目だ。デニムもデニムに見えない高級感あふれる仕上げ。最後はRRLからで、ベルベットのスモーキングジャケットに、パンツは前はレザーで後ろはデニムのコンチョ付き。それにウェスタンブーツを合わせこむという、かなり上級なワイルド・コーディネイト。岸田さんは「こうしたジャケットが一枚あると、下をウールパンツにして、もう少しドレッシーに、など応用が利くのでいい」と解説する。
ゲストの感嘆の声が続く中、トークショーは終了したが、岸田さんから個別にスタイリングアドバイスを受けられる特別セッションも行なわれ、男性ゲストたちが真剣な面持ちで、彼のアドバイスに耳を傾けていた。
さて、ここまで4スタイルを紹介してきたが、岸田さんが強調するのは、正統派タキシードは必須であり、オーダーメイドがベスト。それに数枚遊べるジャケットやパンツを持ち、コーディネイトで少し外すのが、粋な男の着こなしだという点だ。この「外し」に大切なのは、相手の要求、つまりドレスコードを満たしつつ、いかに遊ぶか、ということ。縛りがある中で、それを尊重しつつ、想像力を最大限活用して、自分なりの遊び心満載のスタイルを作る。それが「ドレスコードの極意」というわけだ。

ファッションに限らず「遊び心」は「冒険」と言い換えることができる。「冒険」に「遊び心」は不可欠だし、「遊び心」は、ちょっとした「冒険」がなければ成立しない。是非今後のパーティシーンにおいて、ファウストな男たちには、是非ファッションという冒険にチャレンジしてほしい。

上段左:コートを試着するゲスト。右に見えるベルベットスーツはトークショーに登場したもの。上段中央:ラルフ ローレンのアイテムを見ながら談笑するファウスト会員とそのゲストたち。 上段右:ポケットチーフの使い方などをアドバイスする岸田さん。下段左:RRLのベルベットスーツスタイル。真剣に耳を傾けるゲストたち。下段右:レディスのドレスと美しいディスプレイ。気品と遊び心の溢れるドレッシーなスタイリングは。ラルフ・ローレンの真骨頂。

Data

ファウストラウンジ第 9 弾
「 RALPH LAUREN presents ドレスコードの極意」
~LTVプロデューサー岸田一郎氏と共にドレスコードを紐解く~


日 時:2011年11月16日(水) 19:00開場~21:00終了
主催:ファウスト・アドベンチャラーズ・ギルド(サイバードグループ)
ラルフ ローレン ジャパン http://global.ralphlauren.com/worldofralphlauren/jp
場 所:ラルフ ローレン表参道 東京都渋谷区神宮前4-25-15

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