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Faust A.G. Awards 2015
地球最高の冒険者〈ファウスト〉たちを讃えよ!

地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するサイバードグループ・プレゼンツ「ファウストA.G.アワード」。2015年12月7日、第7回目となる授賞式および記者発表が、特別協賛社である株式会社サイバードの本社(代官山)1階、Theatre CYBIRD(シアターサイバード)にて執り行われた。人類に夢と希望とロマンを与える“ファウストな”人物および団体を独自の観点で讃えるこの授賞式に、テレビ、新聞、雑誌、WEBなど各メディアから多くの報道陣が出席。各界の勇者が表彰され、受賞の声が述べられる度に、会場は功績を讃える拍手で包まれた。

「ファウストA.G.アワード2015」受賞者はこちらの方々です!

トップ写真:左から特別審査委員の片山右京さん、冒険家賞の堀井誠さん、挑戦者賞の千代勝正さん、ファウスト・オブ・ザ・イヤーのWings for Life World Runを代表して日本大会アンバサダーの砂田貴裕さん、社会貢献活動賞の特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(国際NGO団体)の大西純子さん、原田一兵さん、夢之丞、冒険家賞の藤田昌彦・雄大親子に代わり、代理で授賞式にご登壇頂いた熱気球運営機構会長の町田耕造さん、特別協賛社の株式会社サイバード代表取締役社長 兼 グループCEOの堀主知ロバートさん。

レッドブルの創設者のディートリッヒ・マテシッツが設立した脊髄損傷の治療研究に資金援助する非営利団体「WINGS FOR LIFE財団」を支援するための世界最大規模のチャリティランニングイベント。2014年に全世界6大陸32ヵ国、34カ所のコースで初開催された。通常のマラソンやランニングイベントのように距離や時間で区切られたゴールが存在しない代わりに、スタート30分後に「キャッチャーカー」という車両がスタートする。このキャッチャーカーに追いつかれた選手はその時点で競技終了となり、その時点までに走行した距離が自身の記録となる。世界の各国全会場で同時刻にスタートするため、世界中で最後の最後までキャッチャーカーに追いつかれなかった選手が世界チャンピオンとなり、世界規模の“ 鬼ごっこ” と呼ばれる所以。
第二回となる2015年大会は、世界6大陸33カ国、35カ所のコースにて、136カ国の18歳から91歳までの73,360人が「走れない人のために走る」のスローガンのもとに集まり、13の異なるタイムゾーンで世界同時刻にスタートした。日本でも初開催され、5月3日20時に滋賀県高島市の今津総合運動公園からスタートし、2,024名の選手が参加。渡邊裕子選手が56.33km地点で、世界で最も遅くキャッチャーカーに追いつかれた女性となり、日本人初の女子世界チャンピオンとなった。本イベントの全参加料、約420万ユーロ(約5 億6 千5百万円)は、その全額(税引後)と同額が、WINGS FORLIFE 財団に寄付された。

 

 

幼い頃より、『世界のフジタ』と呼ばれた父、藤田昌彦の姿を見ていた雄大は、世界の舞台での活躍を夢見る。18歳でパイロットライセンスを取得すると、20歳にして初挑戦した日本選手権でいきなり2位という好成績を残し、2年に一度開催される世界選手権へ参戦するチャンスを得る。自身初の世界選手権である2007年オーストリアで開催された熱気球世界選手権で7位に入賞、帰国後の日本選手権では、30歳~ 50歳代のベテランパイロット達が活躍する競技会の中、21歳の最年少記録で日本一に輝く。その後も数々の国内外の競技会で優勝し、2012年にはアメリカで開催された世界選手権で日本人選手初の3位入賞、そして遂に、2014年ブラジルで開催された世界選手権で念願の優勝を果たす。現在(2015年)は、世界チャンピオン、世界ランキング1位、日本ランキング1位の座にあり、名実ともに世界一のバルーン二ストとなった。

 

家業である革製品の製造会社、株式会社ヤングホリイ在職中に、京都で着物などの本藍染を行う浅井ローケツの染師、浅井直幸氏と出会う。「天然灰汁発酵建藍染」にこだわる浅井氏の技術で革を藍染することを発案。当初、皮革業界では動物性の皮に植物性の藍染をすることは技術的に不可能とされていたが、天然灰汁発酵建藍染の技法を採用することで染色に成功。藍の葉を熟成・発酵し生み出される天然染料「スクモ」で染め上げた天然本藍染め革を「SUKUMO Leather」と命名し、ブランドを立ち上げた。SUKUMO Leatherは48色以上ある藍色から8色を選定し展開。以後、家具工房とのコラボレーションでイスやソファを製作し、靴メーカーとは革靴やスニーカーを商品化、ファッションメーカーではジャケット素材に採用されるなど、続々とSUKUMO Leatherを使用したアイテムを世に送り出している。他にも、異業種コラボレーションのひとつとして、真珠の藍染をプロデュース。真珠の核に藍染めの手法を用い、淡い藍色の真珠の養殖に成功した。この藍色真珠は『Louis Vuitton 2016 Men's Collection』でモデルが着用。これを機に世界のラグジュアリーブランドがSUKUMO Leatherに注目をし、現在は新たなプロジェクトが進行中。後世に残すべき日本の高い技術によるマテリアル開発、業界の枠を飛び越えたコラボレーションを実現するなど、皮革製造業界及び製造業の同年代経営者や後継者育成の起爆剤となる冒険的活動を続けている。

 

日本国内で各カテゴリにおいて着実に実績を重ね、2014年からは国内のみならず、海外でのツーリングレースへの挑戦を開始。欧州でシリーズ開催している「Blancpain Endurance Series」に、2014年より「NISSAN GT AcodemyTeam RJN」のドライバーとして参戦し、その経験が本年の目覚ましい活躍へと繋がる。2015 年2月、オーストラリアで開催されている伝統的ツーリングカーレース「LIQUI MOLY BATHURST 12 HOUR」に参戦し、同チームのウォルフガング・ライプ、フロリアン・ストラウスと共に、日本人ドライバーとして初となる総合優勝の快挙を成し遂げる。2014年に引き続き参戦した「Blancpain Endurance Series」では、4月の開幕戦以降、過酷な欧州各国での転戦を耐え抜き、3戦目で総合優勝を果たす。そして、迎えたドイツ・ニュルブルクリンクでの最終戦で表彰台を勝ち取り、日本人ドライバーとして初めて、世界を舞台にしたツーリングカーシリーズの“シリーズチャンピオン”を獲得した。同時に、国内自動車レースのメジャーカテゴリーである「Super GT GT300 クラス」においても、「GAINER」チームのドライバーとして参戦しており、年間チームチャンピオンを獲得。日本人レーシンングドライバーとして初の海外ツーリングカーシリーズのシリーズチャンピオンを獲得した。

 

近年、飼い主の飼育放棄などの理由により殺処分となる犬は、国内で年間2万頭を超える。夢之丞もその一頭になる運命だった。しかし、2010年にピースウィンズ・ジャパン内で発足した“殺処分ゼロ”を訴える「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトにより、生後三か月の夢之丞は殺処分寸前で保護される。
保護当初こそ、夢之丞はひどく脅え、心を閉ざしていた。それでも、トレーナーの粘り強いケアで次第に犬らしさを取り戻していき、約半年後には「人に捨てられた命が人を救う」という、厳しくも意義のある新たな道への挑戦を開始する。様々な分野で活躍する使役犬は、その多くが特定犬種、血筋によるものが大きい中、夢之丞は過酷な訓練を経て災害救助犬となる。2015年4月25日に起きたネパール地震直後に、初の海外災害現場へと出動した夢之丞は、5日間の捜索期間で不明生存者の発見こそ至らなかったが、多くの被災者から感謝の念が送られ、夢之丞の物語は各国メディアを通じて世界に配信されて大きな反響を巻き起こした。ピースウィンズ・ジャパンはこれまで、殺処分される可能性のあった500頭あまりの犬を保護し、半数以上を譲渡・返還しているほか、一部を災害救助犬や福祉施設などを訪問するセラピー犬など人の役に立つ犬として、育成する活動を行っている。

 

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