Faust A.G. Awards 2015 速報
地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するサイバードグループ・プレゼンツ「ファウストA.G.アワード」。2015年12月7日、第7回目となる授賞式および記者発表が、特別協賛社である株式会社サイバードの本社(代官山)1階、Theatre CYBIRD(シアターサイバード)にて執り行われた。人類に夢と希望とロマンを与える“ファウストな”人物および団体を独自の観点で讃えるこの授賞式に、テレビ、新聞、雑誌、WEBなど各メディアから多くの報道陣が出席。各界の勇者が表彰され、受賞の声が述べられる度に、会場は功績を讃える拍手で包まれた。
「ファウストA.G.アワード2015」受賞者はこちらの方々です!
受賞の声:砂田貴裕さん
Wing For Life World Runは今年5月、日本では初めて開催されましたが、海外では2回目。100㎞のワンウェイコースで行うため、日本では開催できる場所が見つからず、1回目は見送りとなったのですが、今年初めて開催することができました。
今、ランニングブームで多くの大会が開かれていますが、このレースは参加費全額が脊髄損傷の治療研究に使われます。私自身、そういう発想に惹かれ、第1回大会はオーストリアで出場しました。来年も日本で開かれるので、少しでもこの活動をPRできればと思っています。今日は私が代表して受け取っていますが、この賞は参加者全員がもらったもの。全員が自慢できる賞だと思います。
藤田昌彦 / 藤田雄大
MASAHIKO FUJITA / YUDAI FUJITA
偉大な父親と親子鷹で
世界の空に挑むトップバルーンニスト
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受賞の声:藤田昌彦さん(ビデオメッセージ)
名誉ある賞をいただきありがとうございます。大変うれしく思います。2001年に日本人で初めてWorld Air Gamesで優勝し、現役を退いてからは息子を応援してきました。昨年、息子が世界選手権で優勝し、世界チャンピオンになることができたので、そのあたりを評価していただけたのかなと思っています。
受賞の声:藤田雄大さん(ビデオメッセージ)
父が熱気球で飛んでいるのを応援しながら見続け、いつか自分も強いパイロットになりたいと思っていました。父は世界選手権優勝が夢半ばで終わり、いつか自分がと思っていたので、家族の思いが実を結んだ優勝でした。
日本人初の功績が認められ、このような賞がいただけたのかなと思います。今後も熱気球のおもしろさをたくさんの人に広められるように活動していきたいです。
受賞の声:熱気球運営機構会長町田耕造さん
藤田親子は現在、UAE・ドバイで開催されているスカイスポーツのオリンピック、World Air Gamesに日本代表として出場しているため、今日は出席できませんでした。
日本での熱気球は40年ちょっとの歴史があり、私と藤田昌彦さんとは熱気球の歴史が始まったころからの仲間です。日本では年間5戦のグランプリ戦が行われるようになり、藤田さんがダントツで強かったのですが、世界選手権ではなかなか勝てなかった。その夢を実現したのが雄大さん。熱気球界全員の夢がかないました。
2016年には佐賀で世界選手権が開催され、雄大さんがディフェンディングチャンピオンとして出場します。ぜひ注目してください。本日は藤田親子に代わってお礼を申し上げます。
堀井誠
MAKOTO HORII
業界の常識を打ち破るマテリアルで
世界に挑む
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受賞の声:堀井誠さん
私は東京・足立区にある小さなハンドバックメーカーの家で生まれ、父母と一緒に頑張ってきましたが、10年前に(藍の染め師である)浅井直幸さんと出会い、お互い2代目として何かおもしろいことに挑戦したいということで「SUKUMO Leather」のプロジェクトが始まりました。非常に困難な作業で失敗も多く、出来上がるまでに7年かかりましたが、新しい価値を見出すには業界の壁を越えなければいけないと確信できました。その壁を乗り越えたことで冒険家賞をいただけたのかなと思います。
ここまで僕を支えてくれたすべての人たちに感謝したい。今日は素敵な賞をありがとうございました。
千代勝正
KATSUMASA CHIYO
日本人初の世界ツーリングカーレース
“シリーズチャンピオン”
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受賞の声:千代勝正さん
本日は光栄な賞をいただき、ありがとうございます。「Blancpain Endurance Series」は日本での知名度は高くありませんが、ヨーロッパでは一番の激戦であり、名だたる自動車メーカーがワークス体制で臨んでくるレース。日産で総合優勝できたことをうれしく思っています。去年初めてヨーロッパのレースに挑戦し、最初は英語も分からず、イギリス人スタッフと話が通じないこともありましたが、今では気持ちも伝わるようになり、スタッフ全員で勝ち取った優勝となりました。これからも世界のあらゆるレースに挑戦し、モータースポーツ界に貢献していきたいと思います。
ピースウィンズ・ジャパン(国際協力NGO)
Peace Winds Japan
「人に捨てられた命が人を救う」
災害救助犬・夢之丞(ゆめのすけ)
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受賞の声:大西純子さん
私たちと夢之丞の出会いは2010年11月、広島の動物愛護センター。殺処分寸前でガス室の前に一頭残されていたのが夢之丞でした。最初は人と目も合わせられないビビり犬でしたが、広島の土砂災害で初出動したときは誰よりも堂々と仕事熱心にがれきの上を飛び回っていました。彼が見つけ出した男性は心肺停止状態で、残念ながら亡くなってしまいましたが、家族のもとに届けることもできました。
本日はこのような賞をいただきありがとうございます。私たちは1分でも早く、多くの人を助け出したい。これからも私たちの貢献、挑戦を支えていただければと思います。