Small Talk
2010 September
2010年9月30日
Event
武村八重子と鏡リュウジの
異色コラボレーションコンサート
ファウスト会員にはすでにお馴染みの麗しきピアニスト・武村八重子が、9月10日にサントリーホールでコンサートを開催した。題名は『武村八重子 スターリングナイト・コンサート with 鏡リュウジ 占星術からみたショパンの運勢』。彼女が得意とするショパンの名曲演奏とその人生を語る独特の進行スタイルはそのままに、人気占星術研究家・鏡リュウジ氏の占星術トークを加えていくという斬新でアイデアに満ちたリサイタルだ。
今年2月に出演してもらったファウストラウンジ(その模様はコチラ!)から比べると、演奏と解説をより一層楽しんでいる様子が伺えた武村女史。コンサートの最中に、鏡氏に写メの撮影を茶目っ気たっぷりにリクエストしたり、ツイッターでつぶやいたり、鏡氏と絶妙なトークの掛け合いをしたりと、会場には大きな笑いと拍手が幾度となく溢れた。
もちろん、鏡氏の占星術解説も非常に専門的かつユニークで、音楽と占星術の密接な関係の話や、ショパンと武村女史との相性まで披露! 武村女史はショパンを現代に伝えていく星のもとにあるとの結果に、「とても嬉しいです! よりショパンを身近に感じます。鏡さんに出会ってから占星術を通じてショパンをもっと理解できるようになりましたし、演奏するときは、より落ち着いて指使いなどもしっかり意識できるようになったんです」と、これからの彼女のさらなる成長に大きな期待を抱かせてくれる興味深い演奏会だった。
コンサート後、鏡氏は武村女史にこんなメッセージを送った。「英語には”larger than life”という表現があります。武村さんには、占星術をもとに自分の生き方を模索するのではなく、ぜひ運命の力や天命を信じて、より大いなる人生を生きてほしいですね。ショパンが運命のもとに名曲を生み出したように――」
Data
武村八重子公式ブログ
http://yaplog.jp/yaekotakemura/
鏡リュウジ公式サイト
http://ryuji.tv/
Text: Megumi Inoue
2010年9月16日
New Product
フェラーリ、初の公式F1シミュレーター
「フェラーリ・バーチャル・アカデミー」全開!
2005年にF1 史上最年少でチャンピオンとなり、翌年連覇も達成したフェルナンド・アロンソ、今年見事復帰を果たしたフェリペ・マッサ、はたまたフェラーリに移籍し「長年の夢」を叶えたばかりのジャンカルロ・フィジケラ。この錚々たる顔ぶれと彼らを支え続けるエンジニアたちの全面協力によって開発された、PC向けバーチャルF1シミュレーター「フェラーリ・バーチャル・アカデミー」が、このたび初公開された。
車輌から得られる空力効果、タイヤ特性、シャシーとサスペンション・システムの挙動、また実車走行データの分析、エンジンやトランスミッションなどなど、F1チャンピオンシップで戦うF10マシンを忠実に再現。また、オンラインの対戦により自分の走行時間を記録して、全世界のトーナメントに参加することができる。成績優秀者には毎週フェラーリ製品が贈られ、さらにトーナメントの最終結果がトップ5のドライバーにはフェラーリの本拠地マラネッロにご招待。フィオラーノ・サーキット内のフェラーリ・ドライバー・アカデミー特別講師から個別に指導が受けられるという。
ゴールの先にそんな夢のような現実が待っているなんて、なんとも贅沢なシミュレーターである。
最小動作環境
オペレーションシステム:
Windows XP/ Windows Vista/ Windows 7(32ビット版/64ビット版)
CPU周波数:Windows XP =1.8GHz以上(Windows Vista/ Windows 7は2.4GHz以上)
メモリ:1GB(Windows XP)、2GB(Windows Vista/ Windows 7)
ビデオカード:GeForce 6800 GT以上、ATI 9800 PRO以上
ハードディスク容量:1GB
Direct X:9.0c以上
インターネット接続:ADSL以上
入力機器:キーボード、マウス、ジョイパッド、ジョイスティック、ステアリングホ イール/ペダル、最低縦横2軸以上のアナログ設定ができる複数のコントローラー設定
互換性:Nvidia 3D Vision、Track IR Enhanced、Matrox TripleHead 2Goに対応
Data
Text:Faust.A.G.
2010年9月 9日
New Product
写真家と作家が共鳴しあう
短編映画のような写真集『TIO’S ISLAND』
世界60カ国以上の秘境や辺境を旅し、美しくも力強い自然の「ひとコマ」を捉え続ける写真家・竹沢うるま。その独特のアングルと深のある写真は、都会で暮らす我々の心を潤してくれる。現在、彼は世界一周の空の下にあり、当ウェブサイトではその旅を写真でつづるページを連載中だ。
このたび彼の待望となる写真集『TIO’S ISLAND』が刊行された。世界各地の島々で撮影された写真には、作家・池澤夏樹による書下ろし短編小説「海の向こうに帰った兵士たち」が添えられていて、まるで上質な短編映画を見ているよう。ストーリーは、およそ20年前の池澤の短編処女作『南の島ティオ』の続編であり、島の小さなホテルを経営する父と、その息子ティオが体験する素朴で味わい深いファンタジー。
今回の写真集を企画するにあたり、竹沢と池澤は一緒にミクロネシアを旅したという。そこで、ふたりが感じたキーワードは、偶然にも「始まり」だった。池澤は「作家人生はこの島から始まった」と言い、竹沢は「僕にとっての始まりの一冊」となったと言う。
運命のコラボレーションはまだ終わっていない。本を閉じたあとの余韻の中で、「始まり」の予感がする写真集だ。
Data
『TIO’S ISLAND』
写真:竹沢うるま 作家:池澤夏樹
2,100円(小学館刊)
Text:Faust A.G
2010年9月 2日
Watch
不屈のレーサー、フレディ・バースが、
カール F. ブヘラのアンバサダーに!
「とにかくもういい大人なのだから、諦めた方がいい――」
トップクラスのレーシングドライバーであり、今やビジネスマンとしても成功おさめたフレディ・バースは16歳の青年だった頃に、カートレースへの挑戦をめぐって、周囲からそんな否定的な助言を浴びせられた。だが、レースのために3年間貯金をし時間の許す限り自分の夢に向かって努力してきた彼にとって、そんな言葉では一寸の迷いも生じなかった。また18歳の頃に襲った、リンパ節癌の病魔にも自分を奮い立たせたのは他でもないレースへのあくなき情熱だったという。以来、「生きがいを持て。さもなければ、その死が無駄になる」が、彼の信条となった。
そして今年、30歳を迎えたフレディ・バースは、「世界ツーリングカー選手権」に初参戦中だ。全てのラウンドで、WCポイントを伸ばしており、マラケシュラウンドでの第4位という成績は新人として過去最高を記録。「自分の夢や目標を実現するのに、遅すぎることはない。僕は今でも、レースのどんな瞬間も楽しんでいるよ」と語る。
そんな彼がレース中も肌身離さず身につけているのが、カール F. ブヘラ社の腕時計『パトラビ クロノデイト』。いわゆるパトラビコレクションと言えば、数々の実用的な機能を備えた、最高品質の機械式ムーブメントのみを使用することで知られる。熟練された技術を誇るブヘラ社独自のムーブメントは、ひとつひとつが高い機能性と美の基準に沿って開発され、そして組み立てられている。また品質には厳しい審査基準を設け、完成後も数日にわたる品質検査を実施。合格と判断されるまでに機能性と精度に関する入念なチェックが行われる。理想に近づくためにのハードルは、まるで自分に厳しく忠実なフレディ・バースの生き様にも重なる。そんな彼がアンバサダーに就任。
決して妥協は許さないデッドヒートを繰り広げる不屈のレーサーにとって、カール F. ブヘラの『パトラビ クロノデイト』は、いまやかけがえのない理想のアイテムとなった。
パトラビ クロノデイト 新たにブルーのダイヤルも登場し、より知的でオシャレな手元を演出。 スペック |
Data
ブヘラジャパン
http://www.carl-f-bucherer.com/jp/home.html
TEL: 03-6252-3481
Text:Faust A.G