Small Talk
2009 November
2009年11月26日
New Product
“奇跡のひと樽”から生まれた珠玉のコニャック、予約間もなく締め切り!!
ご存知、「レミーマルタン」の最上級ブランド「ルイ13世」から、さらにその上を行く世界限定786本の超プレミアムコニャック「ルイ13世“レア・カスク”」、¥1,470,000が発売された。
これは、レミーマルタン社のセラーマスター、ピエレット・トリシェ女史が2004年、日々のカスクのテイスティング中に偶然発見した“奇跡のひと樽”からのみボトリングされる珠玉のコニャックである。
「少しテイスティングしただけで、この樽が特別なことはすぐにわかりました。まず、アルコールが通常40度のところ、43.8度と力強かった。つぎに、香りが芳醇で独特だったのです」と来日したトリシェ女史は語る。すぐにその樽だけを分けて管理し、熟成がどのように進むか観察することにしたという。
「テイスティングを続けて4年後の2008年、ついに味わいや香りなどが最高のハーモニーを奏でるに至り、今回晴れて、皆さまにお届けできる運びとなったのです」
これはトリシェ女史にとって、想像を超えたコニャックだ。
「その“奇跡のひと樽”は、10年前に先代のセラーマスターが、40~100年もの熟成年数からなる1200の原酒の最終ブレンドをして後、熟成されてきた樽。それに時の流れといった自然の技と、セラーマスターの技が合わさって生まれた珠玉なのです。ほら、香りをかいでみてください。野生のシャンピニオンの香りに、スパイシーさとバニラ香が渾然一体となって……」
ルイ13世 レア・カスクは、やはり職人の手による、希少金属のパラジウムを練りこんだブラックバカラ製の特注ボトルに詰められて販売される。予約は今月11月末まで受付中。出荷は2010年1月以降になる予定。
セラーマスターの想像を超えた酒――いかなる香味か気になるものだ。
Data
問い合わせ:
バカルディ ジャパン
03-5843-0672
http://www.bacardijapan.jp/
2009年11月26日
Adventurer
16歳の少女、ヨットで単独世界一周の航海に出発!
「怖くなんかありません。私は荒波をぬけ、次の荒波を求めて突き進む力を持っていますから――」
今年9月、オーストラリアの16歳の少女、ジェシカ・ワトソンがヨットによる世界最年少の単独無寄港の世界一周を目指して旅立った。世界一周は、彼女が11才の頃からの夢であったという。16歳になるまではヨット免許の申請ができなかったため、免許所持者を乗船させたうえで、あのキャプテン・クックも探検したタスマン海を横断するという勇敢な経験を持つジェシカ。その経験から得た確固たる自信が、今回の航海への決起となったのだろう。
ジェシカは、1999年に世界一周無寄港単独航海を18歳で成し遂げたジェシー・マーティン氏に憧れ、ヨットに乗り始めた。今回はマーティン氏の最年少記録を更新すべく、彼女が17歳になる来年5月18日前にオーストラリアへ戻る計画だ。シドニーから赤道に向かって北へ進み、南米のホーン岬を通過して南大西洋に入り、アフリカ最南端の喜望峰を回って総距離2万3000海里(約4万3000キロ)を航海する予定だという。
単独でのヨット長距離航海には、さまざまな危険がともなう。海洋冒険家・白石康次郎氏もFaust A.G.のインタビューで語っていたように、ひどい嵐の前には愛も勇気も歯が立たない。それでも彼女は「多くの人が懸念していることは知っています。ぞっとするような危険に遭遇するのも当然です。でも私は自信がないものに挑戦しません」と、力強い言葉を残す。現在大航海中のジェシカの志を、温かく見守っていきたい。
Text:Kana Yokota(YUBUNSHA)
2009年11月19日
New Spot
1Rに1週間!? 野生動物の宝庫で楽しむ、世界最長のゴルフコース
今年8月にオーストラリア南部に誕生した、世界最長のゴルフコース「ナラーバー・リンクス」が話題を集めている。何といっても驚くべきは、1365kmにも及ぶその全長。タイムゾーンの異なる2つの州に股がり、ナラーバー平原を横断する幹線道路沿いに18ホールが点在する。これは日本本州の全長よりも長い計算になり、もはや想像を絶するスケールといえるだろう。
しかしながらこのコース、パーは72で通常と変わりない。つまり、ホール間の移動距離がとてつもなく長いというわけ。プレーヤーは車で移動し、次のホールまで最長100キロ以上ドライブしなければならない。当然ながら1日で周れるはずもなく、すべてのコースを周るには最低4日、コース近隣の宿を利用しながら1週間ほどかける人が多いという。18ホールをすべて回りきった暁には、“世界最長のコースをプレーした”という証明書を手にすることができる。
このコースが話題を集める理由は、その長さだけではない。多くのプレーヤーを魅了するのは、ラウンド中に出会えるオーストラリアの豊かな自然。カンガルー、ウォンバット、エミューといった野生動物を目撃できるほか、ホエールウォッチングが楽しめるホールもあるという。そう、スコアのことなど忘れて、大自然の中での豪快なショットを満喫するのが、このコースの正しい遊び方なのだ。
Data
「ナラーバー・リンクス」
http://www.nullarborlinks.com
Text:Sachiko Kajino(OUTSIDERS Inc.)
2009年11月12日
Invention
少年時代に憧れた『スター・ウォーズ』のライトセーバーが、医療器具として実用化!
映画『スター・ウォーズ』シリーズの劇中でジェダイ騎士の戦闘に用いられ、少年たちを魅了した武器といえば、ライトセーバー。とりわけ主人公ルーク・スカイウォーカーが父であり宿敵でもあるダースベイダーに挑み、手に汗にぎる戦いを繰り広げる姿に釘付けになったファウスト諸兄も多いのではないだろうか。ライトセーバーはジェダイ騎士にとって単なる武器ではなく、フォースの導きに従って自分専用のライトセーバーを自作できなければ一人前のジェダイとみなされないなど、銀河共和国の守護者たる彼らの神聖なる道具でもある。こうしたサイドストーリーの緻密さも、ファンの心を掴んだ一因といえるだろう。
そんなSF史上に残る武器がこの程、米国特殊作戦軍によって実用化された。とはいっても今回のケースは劇中のような武器ではなく、純然たる医療器具として。「プラズマナイフ」と呼ばれる携帯用の電子メスがそれだ。映画の中のライトセーバーは多面体の天然クリスタルを動力源とするが、米国特殊作戦軍が開発したのはプラズマ(高温の電離ガス)を用いた医療用レーザーメスに近い構造。手術用の切断器具としても使えるが、米軍特殊作戦軍としての狙いはこれを傷口の殺菌や止血に用い、戦地における医療体制を向上することにある。例えば、太い血管が切断されて大量出血した際、周辺の組織に損傷を与えることなく出血だけを素早く止められ、高い殺菌効果も発揮するというから、戦傷者の死亡率低下にも大きく貢献することだろう。
戦争に用いられるとはいえ、銀河系の平和を司るジェダイ騎士を象徴する道具が兵士の命を救うことに役立つのだから、映画に胸を熱くした元少年たちもひとまず納得のはず。もちろん、このプラズマナイフが必要される戦争や紛争そのものが無くなることの方が望ましいのだが。
Text:Takumi Endo(YUBUNSHA)
2009年11月12日
Adventurer
エベレストを眺めてダイブ! スカイダイバーが世界一高い着地に成功
去る9月22日、3人のスカイダイバーが世界一高い“着地”に成功した。彼らが降り立ったのは世界最高峰エベレスト付近、エベレスト街道最奥の宿泊地としてロッジが3軒建つ“ゴラクシェプ”。標高5163mの地点だ。高度6100mを飛ぶヘリコプターから降下し、見事に着陸に成功したという。
Faust A.G.では昨年12月、エベレスト上空からのスカイダイングに世界初成功したというニュースを「SOUL」で伝えた。その時は、高度8940mから標高3760mの着地地点、シャンボチェ飛行場へのダイブ。スタートの高度も着地点の標高も、当時は史上最高点記録を打ち出すセンセーショナルなニュースだった。今回の挑戦はこれより高い地点への着地であるため、わずか1年もしないうちに記録が更新されたことになる。
この挑戦をバックアップしたネパールの登山協会「Himalaya Expeditions」は、“今回のスカイダイビングは、ゴラクシェプが着地場所として安全かどうかを確かめるためのテストジャンプだった”と語っている。着地地点としての安全性が認められれば、エベレスト上空からのスカイダイビングに新たなコースが加わることになる。
人々の好奇心や挑戦は、止まることなく新たな高みを目指していくもの。次はどんな記録が打ち立てられるのだろうか。
Text:Sachiko Kajino(OUTSIDERS Inc.)
2009年11月 5日
Event
ファウスト本田と赤木、ソウルのカジノでバカラ大会に挑戦!
果たしてその結果は・・・!?
韓国・ソウルのカジノ「セブンラック」は、10月に江南店を増床リニューアルオープンさせたのを記念して、日本からカジノの猛者たちを招待し、バカラ大会を開催。われわれファウストA.G.にも、セブンラックから会員参戦の要請が届いた。そこで会員を代表して、Quest「魔性のバカラ・ハイローリング」で活躍した本田と、ポーカーチームのキャプテン赤木太陽が急遽ドリームコンビを結成(とは言え、大会はチーム戦ではなく個人戦なのだが)! “ゲームという頭脳スポーツ”を探求するふたりのファウストがソウルに乗り込むこととなった。
決戦の会場は「セブンラック ミレニアムヒルトン店」。全参加者60名はクジ引きで席順が決定され、10卓に振り分けられたが、本田と赤木は偶然にも同じテーブルに。これも運命の引き合わせか。
ルール説明を受け、日本の猛者たちが今か今かと大会の開始を待ちこがれるにつれ、会場はある種独特な雰囲気に包まれていった。
大会のルールはシンプルにしてゲーム性に富んだもの。
バカラのルールをベースに、勝負回数を30回に限定し、終了時に60名の中で最高額のチップを獲得していたものが優勝。高額賞金を手にすることができる。ただし、1回のベットの上限は低く設定され、代わりにチャンスカードを用いての2回だけが、唯一、高額をベットできる機会となっている。勝負どころというわけだ。その結果、他の出場選手との駆け引きが通常のバカラよりも非常に重要になり、大会を白熱させるものとなっている。
「バカラの大会は初めてだ」といいつつ当然優勝を狙い、意気込んで臨んだ本田と赤木だったが・・・・・・結果は惨敗。2人が戦ったテーブルからは準優勝者が出るなどハイレベルだったこともあるが、ファウストきってのハイローラーも、今回は勝利の女神を振り向かせることはできなかった。
直後の残念会兼夕食のレストランでは、絶品のサンゲタンにかぶりつきながら、
「あー、くやしい。超くやしい! 次回も絶対出場したい」(本田)、「チャンスカードを最大限に生かす駆け引きがものすごく重要ってことですよね」(赤木)と、2人とも悔しさを露にしていた。
しかしその後カジノに戻って、赤木は新設されたポーカーテーブルで、本田はVIPルームのバカラテーブルで、その悔しさをぶつけて見事リベンジを果たしたのは言うまでもない……。
Data