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待望の2シーター
V12搭載フェラーリ登場!
フェラーリ F12 ベルリネッタ

「需要マイナス1」、つまり欲しい人すべてに行き渡らないようにするのがフェラーリのマーケティング戦略といわれている。常にマーケットに枯渇感を味合わせる。相当の自信がなければなし得ないワザだ。
そんなフェラーリにニューモデルが追加された。「F12ベルリネッタ」である。すでに今年のジュネーブショーでワールドプレミアされていることからネットや専門誌でお目にした方も多いことだろう。フェラーリに関するニュースはすごいスピードで世界を駆け巡る。

F12ベルリネッタはいわゆるフェラーリのフラッグシップに値する。V8を積んだ458イタリアやカリフォルニアも人気である一方、V12をフロントに積んだリア駆動モデルはある意味創成期からの王道だからだ。もちろん、V12搭載という面ではすでにFF(フェラーリ・フォー)がラインナップされているが、あちらは4シーターで、いわば612スカリエッティの後継にあたる。その意味からもマーケットが待望する久々の2シーターV12搭載フェラーリがコレ。599からの時間の空け方はじつに絶妙だ……。

さて、そのローンチイベントが日本でも7月5日に行われた。会場はリニューアルしてまだ時間の経っていないパレスホテル東京。フェラーリの顧客向けの「F12ベルリネッタ ジャパン・プレミア」には200名近くのフェラーリ愛好家たちが集まった。

特別ゲストには映画「ローマの休日」で知られる名女優オードリー•ヘップバーンのご子息ショーン•ヘップバーン・フェラー氏も出席。日本のフェラーリ・ファンとともにローンチをお祝いした。また、イベントでは歴代V12モデルの写真を展示するとともに最新の映像技術を駆使し異空間を思わせる演出も行われた。そして最後にはF12ベルリネッタがステージ上へ。あのフェラーリサウンドを響き渡らせたのはいわずもがなだ。会場は最高に盛り上がる。

F12ベルリネッタはまったく新しくスペースフレームシャシーでつくられた。アルミ主体のそれは軽量化と高剛性を両立させる。そこに空気力学を取り入れたボディがかぶせられ、空気抵抗値0.299と高速域で発生する強力なダウンフォースを生み出すことに成功している。ボンネットに用意されたエアロブリッジはまさにそれを実現するために設計された新アイテムだ。

そして740馬力を発生させる6262cc 65度角V12エンジンが0-100km/h加速3.1秒を達成。フィオラーノサーキットではフェラーリのロードカーでは最速の1分23秒をマークした。まさにフラッグシップに値するパフォーマンスを持ったニューマシン。フェラーリV12の醍醐味がここにある。

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