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モナコでも注目されること間違いなし!?
メイド・イン・ジャパンのクルージングボート誕生

F1モナコグランプリを現地で観戦されたことのある方は、ご存知のことでしょう。レース観戦目的の各国富豪たちが、「俺のクルマ、カッコいいだろ?」と言わんばかりに続々と名車でモナコ入りする光景を。フェラーリ、ランボルギーニ、ベントレーやロールスロイスなど、街中は色とりどりの高級車で埋め尽くされます。その情景たるや、モーターショー以上の迫力と華やかさです。

これらのクルマの素晴らしさはもちろんのこと、グランプリ期間中クルマと同様に注目される乗り物がクルージングボートです。ハーバーを見渡すと、幾多のボートがズラリと停泊、船内では日夜イベントやパーティが開催されています。F1ドライバーやチームオーナーたちも自分のボートでモナコ入りし、オフの時間は船内で家族や恋人と過ごすのが流儀。2006年のレースでは、途中リタイアしたキミ・ライコネン(当時マクラーレン・メルセデス)が、マシンを降りた直後に自分のボートに戻ってグラス片手に観戦するという大胆不敵な行動が世界を驚かせたこともありましたが、ボートの上では彼のような著名人でも人目を気にせず堂々と寛げる。それがクルージングボートの楽しみ方ではないでしょうか。

デザイン、機能、環境問題への配慮
すべて揃ったプレミアムボート



「すべてを自分たちの手で手掛けたい」という想いから、外観、船内インテリアもヤマハ発動機のプロジェクトチームがデザインを手掛けた。

モナコグランプリのエピソードにもあるように、欧米では週末をボートで過ごすライフスタイルが文化として根づいており、セクシーで洗練されたデザインの船も多く生産されています。それに比べ、日本ではボートというとフィッシング用が中心であり、クルージングボート文化や市場はまだ発展途上というのが現状です。ところが昨年9月、その状況を打破するかのごとく、性能やデザイン、インテリアなど欧米メーカーに引けを取らないメイド・イン・ジャパンのボートが登場! それがヤマハ発動機から発表された『イグザルト36 スポーツサルーン』。その年の1月から12月までの間に発売されたボートの中で最も優れた船に贈られる賞「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2009」にも輝いた豪華な船です。

定員は12名で、全長11.98m、幅3.97m。ブラック&ホワイトの外観は、 “最も速く泳ぐ哺乳類”シャチを彷彿とさせ、インテリアはデザイナーズマンションの一室のような快適な デザイン。これまでスタイリッシュなデザインが国産ボートになかったのが不思議なくらいです。機能面では、初心者でも操縦しやすいよう国産ボート初の「IPSジョイスティックシステム」を採用しており、離着岸が非常にスムーズ。ボートにつきものの“横揺れ”も、「アンチローリングジャイロ(オプション)」によってヤマハ従来艇の約33~47%低減に成功しているから、彼女が「揺れで船酔いしちゃったわ」なんて機嫌を損ねる可能性も減りますし、最新のコモンレール式ディーゼルエンジンの搭載による約28%の燃費ダウン(同社従来艇比)やクリーンな排気で環境にもやさしいというプレミアムボートに仕上がっています。

「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2009」授賞式では、『イグザルト36 スポーツサルーン』に対し、ある審査員のコメントが発表されました。「国産艇として胸を張って世界に出せるレベルの船であり、細部に渡りきめの細かい仕上がりを感じます。スタイリングも、ヨーロッパの船に負けないデザインです」。この言葉の主は、元F1ドライバー鈴木亜久里氏! モナコグランプリで“富豪たちのクルージングボート自慢大会”を目の当たりにしている鈴木氏が認めるほどですから、この船のデザインと機能がいかにに優れているかがうかがえます。ファウストの皆様も、今年のバカンスはぜひこれでモナコグランプリ観戦というのはいかがでしょうか? ただし、船上パーティに夢中になりすぎて、レースを見逃すことのないように……!

ステアリングの右隣にあるジョイスティックを前後左右に動かすと、船体はスティックを傾けた方向に移動する。
「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2009」授賞式の様子。喜びの表情を見せる開発チームのメンバーと、実行委員長でマリン&モータージャーナリスト山崎憲治氏(左)。

Data

イグザルトスペシャルサイト
URL http://www.yamaha-motor.jp/marine/exult/index.html
問い合わせ:ヤマハ発動機お客様相談室 Tel. 0120-090-819
メーカー希望小売価格:¥69,154,995(本体+エンジン+法定安全備品類等+消費税)

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