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時計もクルマも、「本物を知っている」人にこそ

リシャール・ミル「リシャール・ミル」オーナー

ル・マン クラシックの会場にて、大会メインスポンサー「リシャール・ミル」のオーナー本人を直撃。なんと自らもローラT70で参戦するという、まさに“ファウスト”な人物だった!

――なぜ、「ル・マン クラシック」のスポンサーをされているのでしょうか?
私の友人やクライアントたちがみなクラシックカー好きなんです。もちろん、私もそうですが(笑)。その意味でこういったイベントはとても意味があります。みんな楽しんで参加してくれますし。

茶目っ気たっぷりに撮影に応じるミル氏。 これがミル氏本人がドライバーとなり出場した、1970年型ローラT70。

――ご自身もグリッド5にローラT70で参戦されていますね。
クルマ好きは有名ですが、どんなクルマをお持ちですか?

ポルシェ917、910(ともにレーシングカー)、ローラT70、マクラーレンF1、フォードGT40、それからフェラーリも。フェラーリは元はあまり好きでなかったのですが、いまは69年以降はいいと思ってます。一番欲しいのはこの会場に展示しているフェラーリ312T(フォーミュラーマシン)ですね。いま持っているもの全部売ってもいい。必ず手に入れます。

――リシャール・ミルというブランドの価値を維持するのはどういった手法をお使いですか?
戦略次第だと思います。しっかりとした戦略を立て、大量生産しないというのが重要となってきます。そして文化をしっかり理解している人をターゲットとする。要するに本物を知っているかということです。ちなみに、私の友人でフェラーリに乗られている方はみな12気筒モデルです。どういう意味かおわかりですよね(笑)。

――日本での活動についてはどうでしょう?
これまでの販売戦略は成功していると思います。ですので、これまで通り慎重に日本のマーケットと向き合っていきたいと思います。一気に販売本数を増やすのではなく、徐々に増やしていくといった感じでしょうか。

――日本でル・マン クラシックのようなイベントはどうですか?

可能性がない、というわけではありません。いまは内緒です(笑)。

――日本に来られるご予定は?
秋に行く予定です。今も(F1の)フェリペ・マッサのスポンサーをしていますから。

――ところで、今日の服装ですが、なぜAP(オーディマ・ピゲ)のポロを着ているのですか?

私の胸にリシャール・ミルと書いてあったらおかしいですよね。私の名前なんですから(笑)。それだけですよ。

 

勝者たちへ贈られる勲章
リシャール・ミル ル・マン クラシックモデル

ル・マン クラシックにて、6グリッドの各トップチームに贈呈されたのがこちら。ミル氏がこのイベントを記念し、イベント名を冠したモデルをプロデュースしたもの。クラシックカーの優美なカーブを思わせる縦長のラウンドケースとコクピットを連想させる多重構造のダイヤルが特徴。
自動巻クロノグラフ(デュボア・デプラ)。シースルーバック、5気圧防水。ビッグデイト。ケースサイズ42mm38mm13mm。
¥630,000(本体価格¥600,000)
問)リシャールミルジャパン TEL.03-5807-8162

 

 


RICHARD MILLE (リシャール・ミル)
リシャール・ミル オーナー。1951年2月13日生まれ。有名高級時計ブランドの社長などを歴任した後、高級時計の開発に携わり、現職。現在「コンセプト・アドバイザリースタッフ」という立場で他の有名機械式時計の開発にも携わる。

Data

リシャール・ミル公式サイト
http://www.richardmille.jp/

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