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パワフル!エコ!ハイテク!
でもコンパクトな未来形プジョー

日本でも発売されている「スマート」という2人乗りの小型車は、皆さんご存知でしょう。狭い道もすいすいと小回りがきき低燃費、そのうえ安全基準はベンツ 並みとあって、ヨーロッパでは大ヒットしました。話題となった映画『ダヴィンチ・コード』でも、トム・ハンクス演じる主人公のロバート・ラングドンとソ フィー・ヌブーが、「スマート」に乗って、追っ手から逃れるべくパリの街中を駆け抜けていましたね

オフロードもこの通り、勇猛果敢に駆け抜けます。

こうした小型車の気軽さに、オフロードを走れるタフさを加えたら?
どこにいてもインターネットに接続できて、かつエコロジックな車があったら? 
そんな、まるで自由と冒険を愛するファウストの皆様に向けたかのように、条件ぴったりのコンセプトカーが、設計・発表されました。南アフリカ・ヨハネスブ ルグのデザイナーAlp Germanerがフランス・プジョー社のためにデザインした1人乗り四輪オフロード車、その名も「プジョー・キャプシュール(Peugeot Capsule)」です。

「自由にワンタッチで操作できるハイテクノロジーを備えた、楽しい車をつくりたかったんだ」とGermaner氏。文字通り、「キャプシュール」=カプセ ルのようなユニークな姿ながら、全地形での走行が可能で、衛星によるGPSに対応。動力は、ルーフのソーラーパネルから得られる太陽光発電エネルギー。車 体後部にランドセルのようなトランクを背負い込み、一泊分の旅行荷物程度なら十分に収納可能だそう。

車体後部にはアルミニウムのトランクを搭載

こんな大胆なコンセプトカーが生まれたのは、なによりも、Germaner氏自身がオフロードを走るライダーだったから。愛用のオートバイ 「Kawasaki KLR650-A」がヒントになったそうで、オートバイの機動性に、テクノロジーと安全性、機能性を加えたのが、「キャプシュール」 というわけなのです。
液晶ディスプレイや車体の色など、希望に応じて多様なカスタマイズもできるので、ヴァカンス用に、オフロード用にと、バージョンの幅は無限とか。気が向い たときに大自然に飛び出して、時々は仕事のメールもチェック、なんてことも可能なわけで、「キャプシュール」一台で冒険の世界はさらに広がることでしょ う。
ただし、生産にこぎつけられるかはまだ未知数。Germaner氏の公式サイトには世界各国から感想や意見が書き込まれ、活発な意見交換が行われており、注目度の高さが伺えます。

「いやいや、1人乗りなのは寂しいよ」という方もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか? これは大きく捉えると「独立した存在にはなりたいけれど世間から隔離されるのは困る」という、人類の歴史を反映した理想の車なのかもしれませんよ?

GPS対応、タッチスクリーン、液晶画面のバッグモニターも装備。

もこもこっと土から這い出した小動物のようにも見えるユニークなデザイン。


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