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INTERVIEW with FAUST
Noriyuki Asano
Morio Inoue
Hiro Suzuki

パールオープンへの道は終らない

パールオープンへの挑戦を終え、3人のファウストはクラブハウスで食事をとりながら、反省会を行っていた。インタビューを行ったのはその後。不調に見舞われ、不本意なスコアに終った浅野、昨年より躍進を見せた井上、今年初の挑戦となった鈴木。ともに念願である予選突破は適わなかったが、それぞれの思いと来年への課題を明確しながら、今年の挑戦を振り返った。

ミスをした時、どれだけ修正して、集中力を切らさずに続けられるか

Mephisto(以下M)今回のパ-ルオ-プンは、それぞれどういう感想をお持ちですか?

浅野:雨も風もなく、すごくいいコンディションで、だからこそイ-ジ-ミスが多かったのが悔しかったですね。

井上:自分もポカミスがすごく多かったですからね。ほんと、しょうもないミスをなくしたい。1番ホールからそうでしたけど、短いパットを外したり、自分の中でクラブ放り出したくなるようなミスが多すぎる。たぶん、スイングを固めたら、あんなミスも少なくなると思うので、そこをまず直したいですね。あとは、パタ-でしょう。バ-ディ-を取らないと絶対、予選突破できませんからね。しかも、取れれば気分的にもいいですし。3パットとかいくと気持ちが切れそうになりますからね。

鈴木:そうだね。どんなにいいショットを打ってもね。



井上:ほんと、最後の18番ホールなんて、ティーショットはむちゃ飛んでいたでしょう。でも、セカンドショットでバンカ-に入れて目玉やっちゃって、次はグリ-ンを通り越しちゃって。「これは絶対にバ-ディ-かパ-しかない」っていうティーショットやったのに…・・・ありえない。そういうミスをなくさないと予選は突破できないのは当たり前ですよね。

鈴木:僕もミスの範囲を狭くしたい。今日はありえないミスショットをして、かなり動揺してしまいました。おまけに、その修正ができなくて……。前日の練習では3オ-バ-ぐらいで回れていたので、予選でももっといけると思っていたんですけれど……。ゴルフって難しいなぁって改めて感じましたよ(苦笑)。でも、自分が崩れた時、いかに修正できるかなんだよなぁ。

井上:そう。そこやね。みんな、どこかしらで1回は崩れるからね。そこでいかに修正して、集中力を切らさないかでしょう。僕も昨年は、途中で崩れていたけど、今年はけっこう我慢できました。パットで修正できたのは大きかったな。

浅野:ミスの原因をしっかり理解しないと修正は難しいよね。それが分からないと、ズルズルいってしまうからね。

課題はやはり
コースマネジメントとメンタル

ゴルフの引き出しをどれくらい持っているかによる、ということでしょうか?

鈴木:じゃあ、どこで差が出てくるかっていうと、しっかりコ-スマネジメントができているかどうか。この1点ですね!

井上:そうやな。トップクラスになれば、いろいろな意見はあるけれど技術的には紙一重。あとは、メンタルやもん。でも、いろいろ課題が見つかって良かった。

鈴木:そうだね。でも、大会に慣れるには、やっぱり試合に出ないとダメだよね。

浅野:そうだね。出た方がいい。この大会も毎年、厳しくなっていくし、レベルが上がっていっているからね。来年、さらに競争は厳しくなるでしょう。

やはり、挑戦は続く、と?

浅野:はい。当然ですね!

井上:また、1年が始まるねんなぁ。でも、これから1年間、楽しくて仕方ないよ。ゴルフって、12月とか1月とか普通やらないでしょう? でも、この大会があるからやるんですよ。日本が寒い時期にハワイで大会があるわけで、気持ちよくゴルフができますからね。

新たな1年へ向け3者3様の意気込み

鈴木:僕は、正月とかゴ-ルデンウィ-クとか、ハワイには大きな休みの時にしか来たことがなかったんです。だから、今回初めて2月に来たんですけれど、すごく良かった。1年の全体観が変わりましたね!



井上:この試合があるってだけで変わるのは、すごいことだよね。この時期は、ほんとサイコ-よ。2月のハワイを知らない人はかわいそうやな(笑)。

鈴木:井上さん、波乗りはしないの?

井上:ゴルフの方がいいね。波乗りする時間がないよ。だって、仕事して、ゴルフして、波乗ってって、無理でしょ。何かやめないと。

鈴木:確かにムリですね。僕はしばらくゴルフの方をやめていました、波乗り優先で。ゴルフには、あの爽快感はないじゃないですか。2週間ぐらい海に入らないとストレスが蓄まるし、体がおかしくなるんですよ(笑)。だからハワイに来る時は、サーフィンチ-ムもいるんで、必然的に海に行っていました。それにハワイの海はポイントまで遠いので、パドルをけっこうするんですよ。すると腕がパンパンになってしまうので、ゴルフにはメチャクチャ良くない。腕が回らなくなるんです。けれど、今回のゴルフで気持ちが変わりました。練習しますよ、これから!

井上:最初は、波乗りばっかりしてて、真剣さが感じられんかったからね(笑)。

鈴木:(笑)。練習ラウンドに出て、2人の気迫がひしひしと伝わってきたので、自分もやらないといけないと思いました。これからは、真剣にやろうと思います。

井上:僕は今回、チーム内でのビリを返上できたので、それはひとまず良かった。ビリやと、1年間言われ続けるからね(笑)。

鈴木:やっぱり、昨日のマッサ-ジが効いたんじゃない?

井上:今回は、ちゃんと体のケアをしてたからね。それがかなり効いているよ。あと、ちょっと感動したのは、タッド・フジカワに会えたこと。途中から仲間のキャディ-をしていたので、一緒に回れたのはすごくいい思い出になったね。まぁ今回、徐々に成績も上がってきたので、また一年練習して、来年こそは、ぜひ予選突破したいね!

浅野:私も来年は、7番の鬼門をなんとかクリア-したい。あそこをうまく切り抜ければ、予選突破が見えてきそうなので。また、これから1年間頑張りますよ。来年は、4度目の正直ですからね(笑)。

 

 

 

Faust Profile

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浅野則之(あさののりゆき)
ファッションプロデューサー。株式会社NPU代表取締役。国内外の著名ファッションデザイナーのコレクションやショーの演出・プロデュースを数多くてがけ、近年ではその他さまざまなイベントやパーティの演出・運営も行う。
ゴルフを始めたのは41年前で、この3人の中では一番スコアも安定。距離にこだわりを持ち、ドライバ-には自信をもつ。

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井上盛夫(いのうえもりお)
商業開発プロデューサー。ソルト・コンソーシアム株式会社代表取締役。レストラン経営や商業空間の総合プロデュ-スを行なう。「六本木ヒルズ・マドラウンジ」、「中目黒あきら」、「ムウムウダイナー&100%コナコーヒー」、「ぼちぼち広尾」等、多業態の飲食店舗を持つ。
ゴルフは高校生の頃、宝塚のゴルフ場に友人と勝手に入り込んで遊んだのをきっかけにスタ-ト。5年前にマ-ク川島と出会ったのを機に、テクニカルサポートを受けるようになり真剣に取り組む。

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ヒロ鈴木(ひろすずき)
ファッション、音楽関係のエージェントや企画制作会社等を経営する経営者。株式会社C.A.T.代表取締役。
ゴルフは、ニューヨーク在住時代の25年ほど前に始めた。その時代に影響を受けたアメリカンスタイルのプレー(セルフ、カート、スルー)をこよなく愛する、アスリートゴルフファー。

  • ◎「自分もパールオープン本選をめざし、予選ラウンドに挑戦したい!」 という挑戦者へ画像

Who is Mephisto ---メフィストとは

人生のすべてを知ろうとした、賢老人にして愚かな永遠の青年「ファウスト」(作:ゲーテ)。この物語でメフィストとはファウストを誘惑し、すべての望みを叶えようとする悪魔。当クラブ「Faust Adventurers' Guild」においては、Faustの夢と冒険の物語をサポートする案内人であり、彼らの変化や心の動きに寄り添う人物。時に頼れる執事、時に気の置けない友人のような存在は、『バットマン』におけるアルフレッド(マイケル・ケイン)、『ルパン三世』における不二子&次元&五右衛門トリオのようなものか? 今後、Mephistoは各クエストの終わりにFaustの皆さまの心を探りに参ります。どうぞよろしく。

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