感覚が覚醒? 新しい世界を体験する闇のディナー
■Dialog in the dark ダイアログ・イン・ザ・ダーク
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、ドイツ語ではDialog im Dunkelnディアログ・イム・ドゥンケルン
がハンブルグで始まった当時は、“視覚を失った場合と同じ体験の出来る貴重な展示”と評判になりました。しかし、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、障害を疑似体験する福祉目的に開催されているものではなく、聴覚、触覚、嗅覚、味覚など、視覚以外の感覚を使う体験型「エンターテイメント」と言えます。ヨーロッパを中心に世界各都市で開催され、日本でも期間限定で何度か開催されていますので、すでに体験した方もいるでしょう。これは1989年にドイツで生まれたもの。ハンブルグでは常設展示となっています。写真(上)中央の男性は、ファウンダーのAndreas Heinecke氏。
場内にはごく普通の生活と同じ環境が設定され、案内人の声を頼りに闇の中を歩きます。もちろん普段通りには行動できず、視覚以外の感覚に意識が集中し、目では見ることのできなかった様々なことが見えてきます。会場には暗闇のバーがあり、そこで体験について語り合うことも。体験は予約制で通常コースが60 分、延長コースが90分。
また、ハンブルグの「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」では闇の中での食事会「ディナー・イン・ザ・ダーク」を週に2〜3回開催しています。(コース料理4品:55ユーロ 2008年9月時点)。
<ハンブルグ・浅見佳子>
■Alter Wandrahm 4, Speicherstadt, D-20457 Hamburg
■Tel. + 49 (0) 40 309 634 50
■Open.火曜?金曜日9::00 ? 17:00 土・日・祝日 11:00-19:00 月曜日休館
■「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」http://www.dialogue-in-the-dark.com/
■「ディナー・イン・ザ・ダーク」http://www.dinner-in-the-dark.com/
■「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」http://www.dialoginthedark.com/index.html
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