ハンブルグ市庁舎前のクリスマスマーケットは大賑わい
ドイツのクリスマスマーケットは、クリスマスの1カ月前からはじまります。各都市に大小さまざまなマーケットが出て、ショッピングをしながら寒空の下でグリューワイン（温かい赤ワインに、香辛料と砂糖の入った飲み物）を飲んでいる人々の姿は、とても幸せそうです。
美しいマーケットとして有名なのは、ニュルンベルグ。小さくても趣があるのはリューベックです。一方、ここハンブルグには5つ以上のマーケットがあります。写真は今年のハンブルグ市庁舎前のマーケットの様子です。クリスマスマーケットならではの食べ物や、クリスマス用飾り、ろうそくなどを販売する小さな小屋がたくさん並びます。マーケットで買うべきオススメの食べ物は、「ハーブ入り釜焼きパン」。焼きたてベーコンののったハーブパンに、クリームソースをかけていただきます。また、ここに出ている「REVE DE FROMAGE」というチーズ屋さんのイチジクチーズは絶品！イチジクソースとクリームチーズを合わせたもので、デザートにも前菜にもＯＫ。飲んだり食べたりおしゃべりしながらブラブラしているうちに、夜8時にサンタクロースが空から現れます。
ハンブルグでは、クリスマス時期にレストランや家で、グリュンコール（ちりめんキャベツ）と一緒に大きめの粗引きソーセージやカスラー（豚肉）を食べます。またこの時期には鯉を食す家庭も多くあります。
12月24日の朝には既にマーケットは片付けられ、町はひっそりとします。そして人々は皆、家やバケーション先で、家族と共に聖夜を迎えるのです。ドイツから「フローエ ヴァイナハテン（ドイツ語でメリー・クリスマス）！」
<ハンブルグ・浅見佳子>
■Rathausplatz 1, 20095 Hamburg, Germany
■Open. 10:00-21:00
2008/12/18
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