エアロバティックス大会のルール概要

エアロバティックスの大会を理解するには、フィギュアスケートを思い浮かべてもらうと分かりやい。
『ボックス』と呼ばれる1キロメートル四方の立方体の文字通り空間で、決められた種目を行なう『KNOWN(ノウン)』が、フィギュアスケートのショートプログラム(規定)にあたる。大会によっては、自由演技のフリーもある。
種目は操縦や曲技を意味するマニューバーと呼ばれる。

 

順位の決定方法

 

採点は減点制である。数回のフライトの合計得点で争われるのも、フィギュアスケートの順位決定方法と同じだ。
ジャッジは5人。そのうち、一番上と一番下の採点をカットして、真ん中の3人の採点を合計する。初日と2日目の、それぞれの日の順位をつける。そして2日間の合計点で総合順位が決定する。

 

フライトエリアとなる「ボックス」について

 

ボックスからアウトしたら減点で、1500フィート(約450メートル)の下限高度を下回ったらすぐに失格となる。種目の順番を間違えたり、方向を誤ったらその種目は0点となる。
上空からのぞむボックスは、芦田曰く「小さな座布団」ほどのサイズでしかない。そのなかでボックスアウトを回避し、高度を保ちながら演技を消化していくのである。生命の危険と間近で向き合いながら、何ひとつ目印のない空中に軌道を描いていくエアロバティックスには、究極の芸術的スポーツと言う表現さえ当てはまるかもしれない。

 

参考資料:フライトエリアのシークエンス図

 


 

難易度は「プライマリー」「スポーツマン」「インターメディエイト」「アドバンスド」「アンリミテッド」の5ランク。これはそれぞれのフライトシークエンス表。このように決められたマニューバーをこなしてアクロバット飛行を行う。芦田は「スポーツマン」に挑戦した。参考までに、マニューバーの一例をイラスト入りで紹介しておく。

 

 

参考資料:採点表

 

5人のジャッジが採点に使用する実際の採点表

 

 

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