
Yusuke Kakuhata
角幡唯介
ノンフィクション作家・探検家
極限状況下で生を感じた冒険譚を記したい
冒険のかたちはさまざまだ。
誰も行ったところのない場所へ行ってみたい。
誰も見たことのないものを、この目で確かめたい。
鳥のように空を飛んでみたい。
人間が作り出した動力を使わずに、自然の力だけで海を駆けてみたい。
胸に抱く好奇心や探求心は、さまざまな冒険のかたちを作り出してきた。
角幡唯介という男がいる。
「謎」、「幻」、「空白」といった言葉に抗い難い魅力を感じる彼は、あるときは人類未踏の峡谷へ向かい、あるときはミステリーを解きあかすような冒険を敢行する。そのうえで、壮絶かつ過酷な体験を、ノンフィクションとして発表しているのだ。
角幡の肉声を聞いてみよう。
彼が抱く世界観に、我々は驚くはずである。