
Shinichi Ito
伊藤慎一
プロウイングスーツ・パイロット
身にまとうはスーツ1枚!
時速363キロ、距離23キロを飛ぶ鳥人
ファウストA.G.にとっての「空飛ぶ男」といえば、イブ・ロッシーがお馴染みだが、日本にも空飛ぶ男がいるのをご存知だろうか? 彼の名は伊藤慎一。ジェットエンジンではなく、ムササビのような特殊スーツに身を纏い、「ウイングスーツフライング」という名のスポーツで日本唯一のプロを名乗る男だ。この5月に飛行距離23.1キロと滑空時の最高時速363キロで見事ギネス記録に認定され、まさに世界が認める空飛ぶ男となった。しかし、「ウイングスーツフライング」というスポーツ自体、一般的にはまだまだ知られていないのも事実。そもそもどうやって空を飛ぶのだろうか? そんな素朴な疑問を引っ提げて、調布にある彼の事務所をたずねた。