Yves Rossy
冒険家“ジェットマン”
1959年8月27日スイス生まれ。20~28歳まで、空軍にてハンター、タイガーF-5、ミラージュⅢなどのパイロット。88年からスイス・インターナショナルエアラインズにて、ボーイング747やDC-7の副操縦士、エアバスの機長を務め、現在は自ら開発したジェットウィングを背負い飛行する“ジェットマン”として冒険のため3年間の休職中。ウィングは幅約2.5m、ジェットエンジン4基を搭載し、最高時速300km、飛行時間は最長10分(積載燃料の都合。2008年当時)で、3000m上空を飛行可能。折り畳み式。2004年、ジェットウィングでの初飛行に世界初で成功。08年9月26日、ドーバー海峡横断飛行に世界初成功。フランス側から上空2500mまでプロペラ機で上昇、空中へダイブし、35kmの海峡を約10分で横断しパラシュートで着地した。この冒険はヨーロッパを始め世界から注目を集め、「ガーディアン」、「タイム」紙などの新聞の一面を飾る。09年11月、ジブラルタル海峡(モロッコ~スペイン間)の横断飛行に挑戦するも、雲中で乱気流に遭い断念、パラシュートで海に不時着し、失敗に終る。現在はグランドキャニオンでの飛行を計画中。